英語では、
- a apple ❌
- an apple ⭕
のように、「母音の前では不定冠詞 an を使う」と学校で習います。
しかし、実際には、
- an hour
- an honest person
- a university
- a European country
のような、一見すると不思議な表現があります。
「h の前なのに an?」「u の前なのに a?」と混乱したことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、英語の a / an の使い分けは、スペルではなく“発音”で決まります。
この記事では、
- a と an の本当のルール
- an hour になる理由
- a university になる理由
- 日本人が間違えやすい表現
- 発音との関係
をわかりやすく解説します。
a と an の違い|本当のルールは「発音」
多くの英語学習者は、
- 母音の前 → an
- 子音の前 → a
と覚えています。
しかし、これは厳密には正しくありません。
英語では、
- 母音“字”ではなく「母音“音”」
- 子音“字”ではなく「子音“音”」
によって a / an が決まります。
つまり、重要なのは「スペル」ではなく「発音」です。
ルールまとめ
| 最初の音 | 使う冠詞 |
|---|---|
| 母音の音 | an |
| 子音の音 | a |
なぜ “an hour” になるの?
まずは、多くの人が疑問に思うこちら。
- an hour
- an honest person
- an honor
これらは h で始まっているのに、なぜ an を使うのでしょうか?
理由は簡単です。
h を発音しないから
例えば:
- hour → アワー
- honest → オネスト
- honor → オナー
のように、最初の h が発音されません。
つまり、実際には母音の音から始まっています。
そのため、
- an hour ⭕
- an honest man ⭕
となります。
silent h(発音しない h)とは?
英語には、スペルには書かれていても発音しない文字があります。
これを silent letter(黙字) と呼びます。
その代表例が、silent h です。
silent h の代表例
| 単語 | 発音 |
|---|---|
| hour | アワー |
| honest | オネスト |
| honor | オナー |
| heir | エア |
これらはすべて、最初が母音の音になるため an を使います。
- an heir
- an honor
- an honest answer
など。
なぜ “a university” になるの?
逆に、日本人が間違えやすいのがこちら。
- a university
- a European country
- a user
u や e は母音字なのに、なぜ an ではなく a なのでしょうか?
これも理由は「発音」です。
university は「ユ」から始まる
university は、
- university → yoo-ni-ver-si-ty
のように、「ユー」という音で始まります。
この “yoo” は、英語では子音の音として扱われます。
つまり、
- an university ❌
- a university ⭕
になります。
a を使う代表例
「yu(ユ)」の音
| 正しい表現 | 理由 |
|---|---|
| a university | “yu” の音 |
| a user | “yu” の音 |
| a unique idea | “yu” の音 |
| a European country | “yu” の音 |
“one” も実は a
さらに面白い例として、
- a one-time event
があります。
one は、
- one → ワン
と発音します。
つまり、最初は “w” の子音の音です。
そのため、
- an one-time event ❌
- a one-time event ⭕
になります。
日本人がよく間違える a / an
英語学習者が特に間違えやすい例をまとめます。
| 間違い | 正しい形 |
|---|---|
| an university | a university |
| an user | a user |
| a hour | an hour |
| a honest person | an honest person |
| an European country | a European country |
| an one-time event | a one-time event |
a と an は「聞こえやすさ」のためでもある
a / an は、発音を滑らかにするためにも使われています。
例えば、
- a apple
だと発音しづらいですが、
- an apple
だと自然につながります。
英語は、「言いやすさ」や「音の流れ」を重視する言語です。
そのため、スペルよりも“音”が優先されます。
まとめ|a と an はスペルではなく発音で決まる
英語の a / an は、「文字」ではなく「音」で決まります。
覚えるべきルール
- 母音の音 → an
- 子音の音 → a
例
- an hour
- an honest person
- a university
- a European country
スペルだけで判断すると間違えやすいため、「実際の発音」を意識することが大切です。
英語では、発音が文法に影響するケースが多くあります。
a と an の違いは、その代表例の1つです。
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