点過去の活用でも、残念ながら(?)不規則な活用をする動詞が存在します。
その代表的、かつ使用頻度の高いものに、ser があります。
ser は現在形の活用でも独特の変化をしますが、それは点過去でも同じです。
ser の点過去活用
それでは、ser の点過去活用を見てみましょう。
yo fui
tú fuiste
él/ella/usted fue
nosotros/nosotras fuimos
vosotros/vosotras fuisteis
ellos/ellas/ustedes fueron
かなり独特な活用をしているのが分かると思いますが、よく見てみると語幹の部分が fu に変わった以外は規則的な活用と似ている部分が多いのが分かります。
すなわち、語幹を fu に変えた後、アクセントを取り除けば、規則動詞の活用とほぼ同じになります。
それでも、三人称の単数と複数の fue と fueron についてはこの規則から外れますので、覚える必要がありますね。
ser と ir の点過去活用は同じ
意外に思われるかもしれませんが、なんとser と ir の点過去活用は全く同じです。
というわけで、ser の点過去活用を覚えれば、そのまま ir の点過去活用も覚えたことになります。
え?実際に ser と ir の点過去形が出てきたら、どうやって区別するのか、って?
これはもう、文脈などから判断するしかありませんね…。