再帰動詞は、元々の動詞の意味や微妙なニュアンスを変えてしまうこともあります。
今回は、微妙なニュアンスを表現する再帰動詞を学びます。
ニュアンスを変える再帰動詞
例えば、ir は「行く」という意味ですが、この再帰動詞 irse には、「立ち去る」、「行ってしまう」といったニュアンスがあります。
Tengo que irme.
もうお暇しなければなりません。
もうお暇しなければなりません。
このように、ir だけだと単に「行く」という意味になりますが、irse と再帰動詞だと「立ち去る」というニュアンスになります。
意味合いやニュアンスを変える再帰動詞には、他にも以下のようなものがあります。
通常 | 再帰動詞 |
dormir「眠る」 | dormirse「眠り込む」 |
llevar「運ぶ」 | llevarse「持ち去る」 |
negar「否定する」 | negarse「拒否する」 |
再帰動詞には、自分自身に対する行動のみではなく、ニュアンスを変える用法もあることを覚えておきましょう。