現在完了形も、点過去のように、過去の出来事を表現する場合に使用します。
では、点過去とどう違うのか、というと、現在完了形は、「現在になんらかの影響を与えるような出来事」や「現在となんらかの関わりやつながりがある出来事」を表すために使用されます。また、「現在までに経験した出来事」も表します。
結構、英語の現在完了と似ていると思います。そして、作り方も似ています。
現在完了形の作り方
スペイン語における現在完了形は、以下のように作ります。
haber + 動詞の過去分詞
主語によって変化するのは、「haber」のみです。「haber」の現在活用形は以下の通り。
yo | he |
tú | has |
él, ella, usted | ha |
nosotros, nosotras | hemos |
vosotros, vosotras | habéis |
ellos, ellas, ustedes | han |
例えば、「estar(いる、ある)」の過去分詞は「estado」ですので、それぞれの主語と組み合わせて現在活用形を作ると、以下の通りになります。
yo | he | estado |
tú | has | estado |
él, ella, usted | ha | estado |
nosotros, nosotras | hemos | estado |
vosotros, vosotras | habéis | estado |
ellos, ellas, ustedes | han | estado |
主語によって活用されるのは、haberの部分のみで、過去分詞は変化しないことに注意してください。
ところで、このhaberという単語、見覚えがありませんか。
そうです。この単語は、「hay」という単語を学んだときにでてきましたよね。、「hay」の原形は、「haber」なのです。
しかし、上記の活用表に「hay」は出てきませんよね。実は、「hay」は、「~がある」という意味を表現するときにのみ使用される活用形なのです。