今回学ぶ否定語は、nada と ninguno (ningún, ninguna) です。
こちらもよく使うので、覚えておきましょう。
nada の意味と例文
nada は、「何も…ない」という意味の否定語です。
No tengo nada.
私は何も持っていない。
私は何も持っていない。
nada は、あいさつ表現の de nada (どういたしまして)でも使いますね。(⇒ありがとうを参照。)
ninguno (ningún, ninguna)の意味と例文
ninguno (ningún, ninguna) は、代名詞と形容詞の形で使うことができます。
代名詞の場合は、「一つも…ない」、「一人も…ない」という意味です。
また、形容詞の場合は、「一つの…もない」、「一人の…もない」という意味です。
男性形と女性形があり、男性形が ninguno、女性形が ninguna です。また、形容詞として用いる場合は、男性単数名詞の前で ningún となることに注意が必要です。
No he bebido ninguna de las bebidas.
私はそれらの飲み物のいずれも飲んだことがない。
私はそれらの飲み物のいずれも飲んだことがない。
アガサ・クリスティの有名な小説に『そして誰もいなくなった』があります。
この小説は、元々の英語のタイトルが And Then There Were None なのですが、そのスペイン語版のタイトルの1つは、Y no quedó ninguno なんですね。
ninguno が「だれも…ない」という意味で使われていますね。