スペイン語には名詞に「性別」があります。
これは、初めて英語以外の外国語を学ぶ人にとっては驚きかもしれません。
一体、どういうことなのでしょうか。
名詞に性別?「男性名詞」と「女性名詞」
まず最初に名詞の「男性形」と「女性形」について理解しましょう。
スペイン語には、名詞や形容詞などについて「男性形」と「女性形」という風に「性別」の概念があるのです。
面白いですよね。ある名詞は「男性形」、他のある名詞は「女性形」という風に区別されているのです。
そして、男性形の名詞を「男性名詞」、女性形の名詞を「女性名詞」と言います。
例えば、「男」という名詞と「女」という名詞は、それぞれスペイン語では hombre と mujer と言います。そして、hombre は男性名詞で、mujer が女性名詞だ、というのは理解しやすいと思います。
これら hombre と mujer は生物学的に男と女で区別されているので、分かりやすい例です。
しかし、「本」という意味の libro が男性名詞で、「雑誌」という意味の revista が女性名詞であると言えば、「え、そうなの?」と思いませんか。
こういった「本」や「雑誌」というような、性の区別がない無生物名詞でも、性別が割り当てられているのです。
これは何も、「本」が男性的で「雑誌」が女性的だ、というものではありませんし、論理的に説明できるものでもありません。深く考えず、こういう風に決められているんだ、と覚えておきましょう。
次のレッスンでは、男性形と女性形を見分ける方法を学びます。
次のレッスン⇒「男性名詞」と「女性名詞」の区別・見分け方を分かりやすく