スペイン語の動詞には、大きく分けて3つの形があります。
この3つの形は、単語の最後の部分、「語尾」と呼ばれる部分の形で区別するのです。
語尾は主に「ar」、「er」、「ir」ですので、そういった語尾で終わる動詞をそれぞれ「ar動詞」、「er動詞」、「ir動詞」と呼びます。
それでは、これらの動詞の分類をそれぞれ見ていきましょう。
ar動詞とは
「ar」が語尾にある動詞を「ar動詞」と呼びます。
この「ar動詞」に含まれる動詞としては、例えば comprar(買う)などがあります。
er動詞とは
「er」が語尾にある動詞を「er動詞」と呼びます。
この「er動詞」に含まれる動詞としては、例えば comer(食べる)などがあります。
ir動詞とは
「ir」が語尾にある動詞を「ir動詞」と呼びます。
この「ir動詞」に分類される動詞としては、例えば vivir(住む)があります。
とりあえず、動詞は大きく3つに分類されるのだ、ということを覚えてください。
ところで、前のレッスンで習った ser や estar も上記に分類されることに気が付きましたか。
なぜ動詞の分類が重要なのか
さて、上述のように、動詞は語尾の形(つづり)によって、大きく3つに分けられることを学びました。
それでは、なぜ動詞を語尾の形で分類することが重要なのでしょうか。
動詞が主語によって変化(活用)することを思い出してください。
この主語によって変化する形が、上記の分類によって異なるのです。
後のレッスンで詳しく学びますが、動詞には「規則動詞」と「不規則動詞」があります。
ある一定の法則に従って変化する動詞を「規則動詞」、または「規則変化動詞」と言ったりします。
逆に、この法則を無視して変化する動詞を「不規則動詞」、または「不規則変化動詞」と言います。
一般に、頻繁に使う動詞ほど、不規則に変化するものが多いです。ser も、そういった不規則動詞の1つのです。