今回は、形容詞の変化について学びます。形容詞も、冠詞と同様、修飾する名詞の数や性によって変化します。
こう聞くと、何やら難しく感じるかもしれませんが、それほど難しくはないので気楽に学びましょう。
まずは、名詞の性による変化です。
名詞の性による形容詞の変化
名詞の性別によって、形容詞の形は変化します。
例を見てみましょう。
一台の新しい車
一軒の新しい家
「新しい」を意味する形容詞「nuevo」は、男性名詞「coche」を修飾する場合は「nuevo」です。
ところが、女性名詞「casa」を修飾する場合は「nueva」になっていますね。
気が付きましたか。
このように、基本的に、男性名詞を修飾する場合は、形容詞は「o」で終わり、女性名詞を修飾する場合は、形容詞は「a」で終わります。
名詞のルールと似ているので、分かりやすいですね。
なお、たいていのスペイン語の辞典では、形容詞の見出し語を「nuevo, va」のように記載しています。男性形と女性形の両方が分かるようにしているわけですね。辞書をお持ちの場合は確認してみてください。
性による区別のない形容詞
性による区別が無い形容詞も存在します。
例えば、「verde(緑の)」は、性による区別がありません。
一台の緑の車
一軒の緑の家
このように、性による区別のない形容詞については、語尾の変化はありません。
名詞の数による形容詞の変化
次に、名詞の数による形容詞の変化の例を見てみましょう。形容詞を複数形にするには、名詞を複数形にするルールに従えばよいです。
いくつかの白い帽子
数軒の白い家
zで終わる形容詞も、名詞と同様に、zをcに変えて、esをつけます。
「feliz(幸福な)」の例を見てみましょう。
幸せな人
幸せな人々
次のレッスンでは、形容詞を名詞の前に置くケースについて説明します。
次のレッスン:スペイン語の形容詞を名詞の前に置く場合