今回学ぶ不規則動詞は「ir(行く)」です。
この ir もよく使う動詞ですので、ぜひ覚えておきましょう。
ir の現在活用
irの現在活用は、以下の通りです。
ir | |
voy | vamos |
vas | vais |
va | van |
前回のquererとは違い、irの現在活用には、動詞の原形の面影が全くありません。
最初は覚えるのに苦労するかもしれませんが、とても良く使う単語ですので、すぐに慣れると思います。
大切なのは、使い続けることですね。
以下の覚え方のポイントを説明します。
ir の現在活用の覚え方
ir の現在活用を覚えるためのヒントを短く説明すれば、以下の通りとなります。
すなわち、「1人称単数は理屈なしに覚えれば、他の活用は-ar動詞の活用と同じになる」というものです。
ir の1人称単数は voy ですので、この voy の v を語幹として認識すれば、あとの人称の活用は -ar 動詞とほぼ変わりません。
このように、スペイン語には、1人称単数だけ特別な変化をする単語が多いです。
ir を使った文章の例
それでは、irを使った文章を見てみましょう。
(1) ¿Quieres ir a Japón?
(2) Voy a estudiar español en la universidad.
(2) Voy a estudiar español en la universidad.
(1)は、「(君は)日本に行きたいのかい?」という意味です。
行く目的地や場所を表す場合は、前置詞の「a」を一緒に使います。
また、スペイン語では、疑問符として、「?」以外にも、質問文の前に「¿」を付けます。
(2)は、「大学でスペイン語を勉強するつもりです。」という意味です。
「ir + a + 動詞の原形」で、「~するところである、つもりだ」という、予定を表す意味になります。
英語の「be going to」の形に似てますね。
なお、「universidad」は、大学という意味の女性名詞ですが、語尾が「dad」で終わる名詞は、女性名詞です。