前のレッスン⇒形容詞の基本でも説明したように、基本的に形容詞は名詞の後に置きます。
ただし、このルールには例外があり、形容詞を名詞の前に置くこともあります。
今回は、形容詞を名詞の前に置くケースについて説明します。
bueno や malo は名詞の前が多い
bueno/buena(よい)や malo/mala(悪い)は、名詞の前に置かれることが多い形容詞です。
例を挙げましょう。
una buena idea
よい考え
よい考え
una mala idea
よくない考え
よくない考え
なお、bueno と malo は、男性単数名詞の前では、それぞれ buen と mal に変化します。
un buen ejemplo
よい例、好例
よい例、好例
un mal día
悪い日、ついてない日
悪い日、ついてない日
主観的なニュアンスを持つ形容詞
形容詞の中には、名詞の前に置くことで、主観的なニュアンスを与えたり、名詞の性質などを表現したり、特別な意味合いを持つことがあります。
例えば、largo/larga は「長い」という意味の形容詞で、名詞の後に置かれることが多いですが、名詞の前に置かれると「(時間が)長い」という意味合いを持つことがあります。
pelo largo
長髪
長髪
larga experiencia
長年の経験
長年の経験
名詞の前か後かで意味が異なる形容詞
名詞の前に置かれるか、後に置かれるか、その位置によって意味が変わってしまう形容詞もあります。
例えば、pobre は、名詞の後に置かれると「貧しい」とか「貧乏な」という意味ですが、名詞の前に置かれると「かわいそうな」という意味になります。
un hombre pobre
貧乏な男
貧乏な男
un pobre hombre
かわいそうな男
かわいそうな男
さて、それでは今回のSecciónで学んだことを覚えているか、簡単なテストをしてみましょう。
なお、テストなんかいらないよ、という方は、次のレッスン⇒主語人称代名詞 yo, tú, él/ella/ustedなどへどうぞ。
次のレッスンからは、主語人称代名詞を学んでいきます。