スペイン語で「すみません」と謝罪する表現を学びましょう。
例えば、道を歩いていて誤って他の人の足を踏んでしまったり、知らない人に道を尋ねたりする際の呼びかけだったり、相手の話に対して質問したり…。
こんな時、「すみません」と言えると良いですよね。
「すみません」は Perdón
さて、上記のような場面で「すみません」という場合、私が最も簡単だと思うスペイン語のフレーズは Perdón です。「ペルドン」と発音します。
道を歩いていて他人の足を踏んでしまった時「¡Perdón!」と言えば、よほどの事がなければ相手も納得してくれるでしょう。
「すみません」を意味する様々な表現
さて、スペイン語には、上記以外にも「すみません」という意味のフレーズがあります。
(2) Disculpe(ディスクルペ), Disculpa(ディスクルパ)
(3) Lo siento(ロシエント)
それぞれ見ていきましょう。
Perdone/Perdona の意味と使い方
まず、(1)の「Perdone(ペルドネ)」と「Perdona(ペルドナ)」ですが、これらは「許す」という意味を持つ動詞「perdonar」が変化したものです。
ですので、「Perdone」と「Perdona」は、文字通りの意味で言えば、「許してください」という意味になります。
詳しい文法の説明は省きますが、「Perdone」は見知らぬ人や目上の人に対して使い、「Perdona」は明らかに同年代や年下の人や親しい知人や友人に対して使います。
日本語に訳すとすれば、「Perdone」は「すみません」、「Perdona」は「ごめん」といった感じでしょうか。
というわけで、「Perdone」と「Perdona」を使う際には、相手に対して注意が必要です。明らかに自分より年上で、しかも見知らぬ他人に対して、「Perdona(ごめんよ)」なんて言わない方がいいでしょう。
Disculpe/Disculpaの意味と使い方
(2)の「Disculpe(ディスクルペ)」と「Disculpa(ディスクルパ)」ですが、これらも「許す」を意味する動詞「disculpar」が変化したものです。
「Disculpe」は見知らぬ人や目上の人に対して使い、「Disculpa」は同年代や年下の人や友人などに対して使います。
「Perdón」と「Perdone/Perdona」と「Disculpe/Disculpa」との間には、違いはほとんどないと思います。
私の印象では、「Perdón」が最もお手軽に使えると思います。しかしながら、「Perdón」は、ラテン諸国では相手につけこまれる恐れがあるほど謝罪の念が強い言葉である、という意見の人もいるので、一概には言えません。
このあたりの曖昧さは、学習している人にとっては少しやっかいですが、スペイン語の多様性を示すものでもありますね。
Lo sientoの意味と使い方
(3)の「Lo siento(ロシエント)」は最も謝罪の気持ちが強いものであると私は思います。
ただ、謝罪の意味もありますが、それ以外にも、「それが起こってしまったことを自分も残念に思っている」という、同情というか、残念な気持ちを共有していることを表現している感じもあります。
ですので、例えば誰かが亡くなったときのお悔みの言葉としても「Lo siento」は使われます。
この意味では、英語の「I’m sorry」と似たような感覚ですね。