スペイン語で挨拶をする際、Encantado(発音:エンカンタド)や Encantada(発音:エンカンタダ)という表現を使うことがあります。
これは、「はじめまして」という意味合いで使われます。主に、初対面の人に対して使う言葉です。
文字通りに解釈すると、「(あなたにお会いできて)嬉しいです」という意味です。
ラウル:やあ。はじめまして。
Encantado と Encantada の違いと使い分け
上に述べたように、スペイン語で「はじめまして」と言う際には、Encantado もしくは Encantada を使うことがあります。
ところで、Encantado と Encantada の2つがあるのは不思議ではありませんでしたか。
実は、話し手の性別、つまり使う人が男性か女性かによって、これらを使い分けるのです。
話し手が男性の場合は Encantado、女性の場合は Encantada を使います。
以下の例を見てください。
María: Encantada, José.
José: Mucho gusto.
マリア: はじめまして、ホセ。
ホセ: はじめまして。
上記の会話では、マリア(María)は女性ですので、Encantada と言っていますね。
スペイン語には、男性形や女性形など、「性別」による区別があります。
詳しくは、以下の記事で説明しておりますので、参考にしてください。
別れ際にも使われる Encantado (Encantada)
なお、Encantado は、初対面の人と別れるときにも使われます。
さようなら。お会いできて光栄です。
encantado は、そもそも「喜んでいる」という意味の形容詞ですので、以下のような使い方もできます。
(男性に対し)あなたにお会いできて光栄です。
なお、この例では、女性に対して言う場合は、最後の conocerlo が conocerla に変わります。
Encantado とは別の言い方として、Mucho gusuto (発音:ムチョ グスト)もあります。こちらは、文字通りの意味としては「大きな喜び」です。