芥の意味
芥(カイ・ケ/からし・あくた)は、次のような意味を持つ漢字です。
- からし菜:アブラナ科の植物。その種子は香辛料「からし」として使用される。
- ちり、ごみ(塵芥):不要なものや小さいものの例えとして使われる。
芥を含む熟語
- 芥子(けし/からし):ケシまたは辛子の種子。香辛料として用いられる。
- 芥子菜(からしな):アブラナ科の植物で、葉や種子が食用にされる。
- 芥子油(からしゆ):芥子の種子から搾った油。薬用や香味料に使われる。
- 芥子泥(からしでい):芥子粉を泥状にしたもの。調理や湿布などに用いる。
- 芥子粒(けしつぶ):非常に小さなもののたとえ。芥子の種に由来。
- 芥子坊主(けしぼうず):ケシの果実。子どもの坊主頭にもたとえられる。
- 塵芥(じんかい):ちりやごみ。取るに足らないものの象徴。
- 厨芥(ちゅうかい):台所のごみ。調理の際に出るくずなど。
- 土芥(どかい):土やごみ。つまらないもののたとえ。
- 集芥(しゅうかい):ごみを拾い集めること。情報収集をたとえることもある。
- 雑芥(ざっかい):種々雑多なごみ。不要なものの集まり。
- 芥虫(あくたむし):ごみの中にいる虫。転じて取るに足らないもの。
- 芥箱(あくたばこ):ごみ箱。昔ながらの表現。
- 芥川賞(あくたがわしょう):作家芥川龍之介にちなむ日本の文学賞。
芥を含む人名
- 芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ):大正時代の作家。「羅生門」「鼻」などで知られ、芥川賞の名前の由来にもなっている。