utility は、
- 有用性
- 役に立つこと
- 実用性
といった意味を持つ英単語です。
usefulness に近い意味ですが、utility の方が「実際に役立つ価値」や「実用的な有益さ」というニュアンスで使われることが多いです。
この utility、その意味に違わず結構使い道が多い単語で、日常生活から経済学、スポーツまで様々な分野で登場します。
今回は代表的な使い方をご紹介します。
utility の基本的な意味
utility は、
「役に立つこと」
「有用性」
「実用性」
という意味の名詞です。
例えば、
この道具の有用性は明らかだ。
そのシステムの有用性を考慮すべきだ。
のように使われます。
最も身近な utility
生活をしていると、電気・ガス・水道の使用は欠かせませんよね。
そして、当然それらは無料ではなく、料金を支払う必要があります。
いわゆる「公共料金」です。
この公共料金に関して、英語では utility が非常によく使われます。
utility bill の意味
utility bill は、
公共料金の請求書
を意味します。
電気・ガス・水道などの請求書を指します。
公共料金の請求書を支払わなければならない。
また、海外では住所確認のために utility bill の提出を求められることもあります。
utilities の意味
utilities は、
電気・ガス・水道・電話などの公共サービス
を意味します。
光熱費は家賃に含まれている。
public utility の意味
public utility は、
公共事業
公益事業
を意味します。
電力会社、水道事業、ガス事業などが典型例です。
pay utilities の意味
「公共料金を支払う」は、
pay utilities
pay the utilities
と言います。
経済学における utility
経済学においては、utility は
「効用」
と訳されます。
大学の経済学部では、マンキュー(N. Gregory Mankiw)のテキストを使うところが多いと思いますが、マンキューの著書『Macroeconomics』では、utility を次のように説明しています。
In microeconomic models, households choose their purchases to maximize their level of satisfaction, which economists call utility.
つまり、経済学における utility(効用)とは、
消費者が財やサービスの購入から得る満足度
ということです。
経済学では、
utility function(効用関数)
という用語もよく登場します。
これは効用を数式で表現したものです。
スポーツにおける utility
野球に詳しい方はご存知と思いますが、
ユーティリティプレイヤー
と呼ばれる選手がいます。
これは英語の utility player をそのまま日本語にしたものです。
utility player は、
複数のポジションをこなせる万能選手
を意味します。
野球ではポジションごとに求められる能力が異なりますが、試合に出場できる人数には限りがあります。
そのため、
- 複数の守備位置を守れる
- ケガ人の代役ができる
- 戦術の幅を広げられる
選手は非常に重宝されます。
まさに、
「有用な選手」
という意味ですね。
彼は貴重なユーティリティプレイヤーだ。
ゴルフにおける utility
ゴルフでは、
ユーティリティ
というクラブがあります。
これも英語の utility から来ています。
一般的に、
- フェアウェイウッド
- ロングアイアン
の中間的な役割を持つクラブです。
フェアウェイウッドでは打ちづらい状況でも扱いやすく、多くのゴルファーが使用しています。
現在ではプロ・アマチュアを問わず、ほぼ標準的なクラブとして定着しています。
私のように昔のゴルフしか知らない人間にとっては、いつの間にかユーティリティが当たり前に使われるようになっていて驚いた記憶があります。
utility を使ったその他の表現
utility は様々な複合語でも使われます。
utility knife
万能ナイフ
utility room
家事室
洗濯室
utility vehicle
多目的車両
utility software
ユーティリティソフトウェア
コンピューターの管理や保守を行うためのソフトウェアを指します。
まとめ
utility は本来、
「有用性」
「役に立つこと」
「実用性」
を意味する単語です。
そこから派生して、
- utility bill(公共料金の請求書)
- utilities(公共サービス)
- public utility(公益事業)
- utility(効用)
- utility player(万能選手)
- ゴルフの utility(ユーティリティクラブ)
など、さまざまな分野で使われています。
日常英語から経済学、スポーツまで幅広く登場する単語なので、意味をまとめて覚えておくと理解しやすくなります。
