ドイツ語の文法用語に、動詞の「不定形」と「定形」といったものがあります。
また、これら「不定形」と「定形」に付随して「定動詞」や「不定詞」というものも存在します。
今回は、これらの文法用語について分かりやすく説明します。
ドイツ語の「不定形」とは何か
まず、「不定形」を説明します。
この動詞の「不定形」とは、動詞の原形のことです。
ドイツ語でも、他の多くの言語と同様、主語や時制に応じて、動詞は様々な形に変化(活用)します。
主語や時制などに応じて活用していない動詞の元々の形のことを「不定形」と呼ぶわけです。
ドイツ語の「不定詞」とは何か
さて、「不定形」について上記のように説明しました。
そして、不定形の動詞のことを「不定詞」と呼びます。つまり、動詞の原形のことですね。
ドイツ語の不定詞は、例えば以下のようなものです。
spielen 遊ぶ
kaufen 買う
trinken 飲む
kaufen 買う
trinken 飲む
ドイツ語の「定形」とは何か
「不定形」が動詞の原形を意味するのに対し、動詞の「定形」とは、動詞が主語や時制などに応じて変化した形のことを指します。
平たく言えば、動詞の活用形のことを「定形」と呼ぶわけです。
ドイツ語の「定動詞」とは何か
そして、定形の動詞のことを「定動詞」と呼びます。
まとめ
以上、説明したことをまとめましょう。
動詞の原形⇒「不定形」⇒不定形の動詞⇒「不定詞」
動詞の活用形⇒「定形」⇒定形の動詞⇒「定動詞」
最初は少しややこしく感じるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
辞典に載っている動詞は「不定形」
動詞は、辞典では不定形で掲載されます。
そのため、新しく出くわした動詞の意味を調べようと思っても、その動詞が定形であるならば、不定形を探さなければなりません。