ドイツ語には、ドイツ語特有の文字があります。
すなわち、ウムラウトがつく3つの母音(ä, ö, ü)とエスツェット(ß)です。
これらの文字は、通常のアルファベットの順番に含まれないため、辞書を引く際に困ることがあります。
今回は、これらドイツ語特有の文字の辞書における順番はどのようになっているのか、説明します。
ウムラウトが付いた母音(ä, ö, ü)の配置・順番
ウムラウトがついた母音、つまり ä, ö, ü については、それぞれウムラウトがつかない a, o, u の次に配置されます。
つまり、a, ä, o, ö, u, ü の順番に配置されることになります。
例えば、u.d.M. と ü.d.M. という似たような略語がありますが、これらの語は、u.d.M. の後ろに ü.d.M. が配置されます。
なお、フォントなどの関係で、ウムラウトがついた母音をタイプできない場合は、ä, ö, ü はそれぞれ ae, oe, ue で代用することがあります。
エスツェット(ß)の配置・順番
次に、エスツェット(ß)については、ss の綴りと同じように扱われます。
例えば、Straße という語を辞書で探す場合は、Strasse と読み替えて探すということになります。
また、フォントなどの関係で ß の文字をタイプできない場合は、ss と表記することもあります。