今回は、単語の最後の子音字について説明します。
先のレッスンでは、h を発音しないと学びました(⇒フランス語の h は発音しない 無音と有音の h)。
これに加え、語末の子音字も発音しないことが多いです。ただし、これには例外もあります。
詳しく見ていきましょう。
語末の子音字は発音しない
冒頭でも述べたように、語の最後にある子音字は発音しない場合が多いです。
例えば、nez(鼻)の場合、そのままローマ字読みで読むと「ネズ」と発音しがちですが、実際は最後の z は発音せず、「ネ」と発音します。
他にも、いくつか例を見ていきましょう。なお、発音はカタカナで記しておりますが、参考程度にしてください。
grand(大きい):発音は「グラン」
petit(小さい):発音は「プティ」
goumet(グルメ):発音は「グルメ」
このように、語の最後にある子音字は無視することが多いです。
語末であっても発音する子音字
上述のとおり、語末の子音字は発音しないことが多いですが、これには例外があります。
それは、語末の子音字が c, r, f, l のいずれかである場合です。
例えば、sac(バッグ)の場合、最後の c も発音して「サック」のように発音します。
他にも以下のようなものがあります。
chef(シェフ):発音は「シェフ」
animal(動物):発音は「アニマル」
英語のフランス語教則本では、careful の子音(careful)が発音する子音だ、と説明するものがあります。便利ですので、参考にしてください。
また、語末に q がくる場合、この q も発音します。
例えば、cinq(数字の5)の発音は「サーンク」となり、最後の q は「ク」のように発音します。