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英語の殿堂neo

気楽に英語を学びましょう!

therefore

Therefore の意味・使い方・例文 Therefore I am とは

最初の投稿日: 2025年7月29日 / 更新日: 2025年7月29日 /本ページはプロモーションが含まれています。

therefore は、「それゆえ」という意味でよく使われる単語です。

あまり会話で使われることはないですが、ニュースや論文などでよく見かけます。また、文章を論理的に組み立てる際にも役立つ語です。

ですから、therefore の意味や使い方をちゃんと理解しておくと、ニュースや文献などを読む際のみでなく、英文を書く際にも非常に役立ちます。

是非、学んでおきましょう。

therefore の発音とスペリングについて

therefore は、IPAで /ˈðɛəfɔː/、もしくは /ˈðɛəɹfɔɹ/ と発音します。カタカナで表すと「ゼアフォー」もしくは「ゼアフォア」に近いです。

スペリング(綴り)で気を付けて欲しいところとしては、 therefor ではないということです。 therefore と最後の e を忘れないようにしましょう。

まあ、元々、therefore は there と for が合体してできた語なのですから、最後にわざわざ e をつけなくてもいいのに、と思わなくもありません。

therefore の意味・和訳

therefore は、「それゆえ」、「ゆえに」、「したがって」、「だから」、「…ので」という意味で使われます。

つまり、前の文章の帰結を表すわけですね。

似たような意味を持つ語に so がありますが、therefore は so と比べかしこまった感じの表現で、話し言葉よりも書き言葉でよく使われます。

ちなみに、therefore をもっとお堅い感じにした表現に hence があります。まあ、これは私の感覚ですので、therefore と hence のどちらがより「堅い」か、については厳密な差異はないのかもしれません。

therefore の使い方・例文

それでは、therefore の使い方について学びましょう。

therefore を文頭に置く場合

therefore は、文頭に置くことができます。

The water is contaminated. Therefore, it is not wise to drink it.
その水は汚染されている。ゆえに、それを飲むのは利口ではない。

基本的に、文頭の therefore の後にはコンマ(,)を付けます。

therefore を文中に置く場合

therefore は、文中で使用することもあります。

The product is popular. It is not easy, therefore, to buy one.
その製品は人気だ。それゆえ、買うのは容易ではない。

このように、therefore の前後にコンマを置くことが多いですが、コンマを使わなくてもかまいません。

The products are therefore quite different from anything we have seen before.
それらの製品は、それゆえ私たちがこれまでに見てきたものとはかなり異なるものだ。

therefore をセミコロン(;)と一緒に使う場合

therefore は、セミコロン(;)と一緒に使うこともあります。

They are married; therefore, they live together.
彼らは結婚している。それゆえ、一緒に住んでいる。

このセミコロン(;)の使い方は、however と同じですね。

Therefore I am とは 元ネタと和訳

Therefore I am という有名な表現があります。

これは、デカルトが『方法序説』の中で述べた Je pense, donc je suis というフランス語を英語に訳した I think, therefore I am. が元となっています。

この Je pense, donc je suis の部分について、日本語訳で最も有名なのは「我思う、ゆえに我あり」ですね。

therefore と似たような構成の語

therefore が there + for であるのと似たような構成の語に、以下のようなものもあります。

thereafter

therebetween

thereby

therein

thereof

thereon

いずれも、専門文書でよく使われますが、therefore ほど一般的に使われる語ではありません。また、therefore を除き、こういった言葉の使用を嫌う風潮も最近ではありますね。

英文法の苦手を克服

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ですが、英文法は決して理解不可能なものではありません。ただ、文法書といったような学術書や、無味乾燥な教科書を読んでいても、英文法が難解なものだと感じてしまうこともあります。

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as such の意味と使い方 文頭で使うのは正しい?

最初の投稿日: 2025年7月29日 / 更新日: 2025年7月29日 /本ページはプロモーションが含まれています。

such を使った表現に、as such というものがあります。

as such は、「そのようなものとして」といった意味で使われます。

この as such、文頭に使う例も時々見かけます。

さて、as such を文の始めに使うのは正しいのでしょうか。

今回は、意外とちゃんと使えてない(?)as such について説明します。

as such の意味

as such は、「そのようなものとして」とか「…の資格で」、または「…なので」といった意味で使われます。

この場合、such は代名詞として使われています。

ですから、as such は文法的には、「反復の代名詞」と言われたりします。

as such は、例えば以下のように使われます。

He is a patient, and he should be treated as such.
彼は患者なので、そのように扱われるべきだ。

反復の代名詞には、他にも one とか that などがあります。

ちなみに、as such に似た表現に such as … がありますが、such as … は「…のような」とか「…など」といった意味で使われます。such と as の順番を逆にしただけですが、意味や使い方は異なります。

such as と like は共に「…のような」を意味しますが、これらの違いが分かりますか?

分からない方はチェック!⇒such as と like の違いとは 「…のような」の英語表現

さて、次は as such を文頭に使う例について見ていきましょう。

as such の使い方 「そういうわけで」という意味で使うのは間違い

さて、上に述べたように、as such は「…なので」といった意味を持ちますが、この as such を文頭に使っている文章を見かけることがあります。

例えば、以下のような感じです。

The device has been broken and left unrepaired for a long time. As such, he wants to buy a new one.
その装置は壊れていて、長い間放置されている。そういうわけだから、彼は新しい装置を買いたい。

この場合、as such は、「なので」とか「そういう事情で」といった意味で使われていることになります。

therefore や accordingly と同じような使い方ですね。

上述のように、as such には「…なので」という意味があるので、一見正しい使い方にも見えます。

果たして、この使い方は本当に正しいのでしょうか?

結論から言えば、as such を therefore などの意味で使うのは、「文法的には」正しくありません。

というのも、as such の such は、代名詞として扱われており、therefore の意味とは異なるからです。

as such の正しい用法の例をもう一度見てみましょう。

He is a patient, and he should be treated as such.
彼は患者なので、そのように扱われるべきだ。

この例文のように、as such は「そのように」といった感じで使われます。

そして、上述のように、as such の such が代名詞的に使われますので、この例文で such は、patient のことを指すわけです。

すなわち、上の例文は、以下のように言い換えることもできるのです。

He is a patient, and he should be treated as a patient.

ここで、最初に挙げた、as such を「そういうわけで」という意味で文頭で使っている例文を見てみましょう。

The device has been broken and left unrepaired for a long time. As such, he wants to buy a new one.

さて、この例文の such は、何を指しているのでしょう?

この such は、前の文にあるどの語(先行詞)も指していません。これでは such が代名詞として使われているとは言えませんよね。

この例文では、as such を therefore(…なので)と同じような意味合いで使っていますが、「文法的に」好ましくありません。

「そういうわけで」という意味で as such を使いたい衝動に駆られても、そこは素直に therefore や accordingly を使いましょう。

⇒Therefore の意味・使い方・例文 Therefore I am とは

as such を文頭に使うのは全くの間違いか

では、as such を文頭に使うのはダメなのか、というとそういうわけではありません。

あくまで、as such = therefore として使うのが文法的に間違いであるということです。

ですから、例えば以下の文のように使うのはOKです。

She is a mother. As such, she needs to take care of her children.

この場合、such を a mother と言い換えても、十分に意味が通じます。

She is a mother. As a mother, she needs to take care of her children.

つまり、such は、先行詞である a mother の代名詞としてちゃんと機能しているわけですね。

この例のように、therefore という意味ではなく、代名詞として such を使う形にすれば、文法的に正しいということになります。

as such = therefore は全く間違い?

だったら、as such を therefore などのように使うことはないか、というとそう単純でもないわけです。

ネイティブ(多分)が書いたとみられる文章でも、時折 as such を therefore と同じように使う例を見かけます。

ただ、現在のところ、「文法的」には、そいういった用法は間違いであるわけです。

誤った使い方が広まって、それが正当な使い方になる可能性は無きにしも非ず、といったところでしょうか。

言語は生き物のような側面があるのです。

とりあえず、論文など正式な書類の文章では、 as such を文頭に使うのは控えておいた方がよいかもしれませんね。

これをきっかけに、therefore についても正しい知識を学んでおきましょう。

⇒Therefore の意味・使い方・例文 Therefore I am とは

英文法の苦手を克服

英語の文法は難しく感じることがありますよね。

ですが、英文法は決して理解不可能なものではありません。ただ、文法書といったような学術書や、無味乾燥な教科書を読んでいても、英文法が難解なものだと感じてしまうこともあります。

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